CC(Creative Commons、クリエイティブコモンズ)は、11月8日、SPARCおよびEIFL(Electronic Information for Libraries)※と協同で、気候科学と生物多様性に関する研究へのOA(オープンアクセス)促進プロジェクトを行うと発表した。
本プロジェクトは、気候危機の解決や生物多様性の保全に向けた取り組みを加速させるために、OAやオープンサイエンス、オープンデータを推進するグローバルキャンペーンの展開を目的としている。メッセージングや戦略を策定し、ステークホルダーがオープンな手法やポリシーを取り入れ、分野や地理的境界を越え研究を共有できるようにする。
具体的には、OA化されていない気候変動や生物多様性に関する研究論文の特定およびOA化、研究論文にオープンライセンスを適用する際の法的・政策的障壁の除去、政府や財団、研究機関などの資金提供者へのOAポリシーの推進、教育リソースのオープン化を通じた学生や市民への情報提供などを行う。
※アフリカ、アジア、ヨーロッパの開発途上国などにおいて、図書館と協働して知へのアクセスを促進する非営利組織。
[ニュースソース]
Creating a Campaign to Increase Open Access to Research on Climate Science and Biodiversity:A joint initiative of Creative Commons, EIFL and SPARC ― CC 2021/11/08 (accessed 2021-11-15)