マルタのMCST(Malta Council for Science and Technology※)は、10月28日、"National Open Access Policy Malta"への意見を募集していると発表した。募集は11月21日まで。
本ポリシーは、現在の保守的な出版環境や研究・イノベーションシステムにおけるデータ共有システムの欠如を考慮し、同国の科学システムにおける知識の循環改善や研究結果の広範な普及、科学研究の質の向上、社会への関与促進を目的としたもの。
また、本ポリシーは、研究機関や助成機関を対象としたロードマップを示しており、研究成果のOA(オープンアクセス)化や意識向上、スキル、トレーニング、サポート、研究および研究者の評価などのテーマに焦点を当てている。
2025年までに、科学出版物の即時OAへの移行、FAIR原則に準拠したRDM(research data management、研究データ管理)に必要なポリシーやインフラの改善などを目指すという。
※マルタ政府に科学技術政策に関する助言を行う公的機関。
National Open Access Policy Malta(pdf:全57ページ)
※以上、Ministry for Equality, Research and Innovation 2021/10/25 (accessed 2021-11-18)
[ニュースソース]
National Open Access Policy – Public Consultation― MCST 2021/10/28 (accessed 2021-11-18)