ウガンダ、公共図書館員や市民へのトレーニングや環境整備で、デジタルスキル強化やデジタルデバイド解消へ(記事紹介)

2021年11月24日

アジア・オセアニア 北米・中南米 ヨーロッパ 中東・アフリカ

EIFL(Electronic Information for Libraries)※は、11月16日、"TECHNOLOGY BOOST FOR PUBLIC LIBRARIES IN UGANDA"と題する記事を公開した。

本記事は、EIFLがNLU(National Library of Uganda、ウガンダ国立図書館)と提携し、2014年からウガンダの公共図書館の能力向上のために取り組んでいる図書館員を対象としたデジタルスキル強化の取り組みや、図書館が市民などを対象に行っているトレーニングを紹介したもの。

その一環として、2021年からプロジェクト"Digital skills and inclusion through libraries in Uganda"を開始。本プロジェクトは、図書館員へのトレーニングだけでなく、インターネット使用率が48%と低いウガンダの中でもデジタル環境から疎外された女性や失業者などにデジタルスキルのトレーニングやオンライン学習の機会を提供するもの。農村でのトレーニングキャンプの働きかけも行うという。

そのほかに、記事では、EIFLがNLUや国家的ICT戦略の実行機関と協同で取り組んでいるアドボカシー活動により、図書館へコンピューターやワイヤレスインターネットなどの機器が導入されていることや、通信会社の協力により学生用教育コンテンツを備えたオンラインプラットフォームが構築されたことなども示している。

※アフリカ、アジア、ヨーロッパの開発途上国などにおいて、図書館と協働して知へのアクセスを促進する非営利組織。

[ニュースソース]

TECHNOLOGY BOOST FOR PUBLIC LIBRARIES IN UGANDA ― EIFL 2021/11/16 (accessed 2021-11-19)

DIGITAL SKILLS AND INCLUSION THROUGH LIBRARIES IN UGANDA ― EIFL (accessed 2021-11-19)