SCJ(Science Council of Japan、日本学術会議)は、11月15日、「提言 学術の振興に寄与する研究評価を目指して-望ましい研究評価に向けた課題と展望-」を公開した。
本提言は、定量的評価手法への過度な偏重を見直し、国際動向などを踏まえた日本における研究評価の方向性を示すことを目的としている。
本提言では、日本の研究評価制度の現状、研究評価をめぐる国際的動向と日本の課題、中国・英国・ドイツ・ノルウェーの動向、研究の多様性を尊重する研究評価のあり方などを述べている。
最後に、学術の振興に寄与する研究評価を目指し、「研究評価の目的に即した評価設計の必要性」「研究評価における研究の多様性の尊重」「研究評価手法の基本原則」「研究評価と資源配分」「定性的評価の信頼性の確保」「科学者コミュニティの責務」について提言を示している。
提言 学術の振興に寄与する研究評価を目指して -望ましい研究評価に向けた課題と展望-(pdf:全102ページ)
※以上、SCJ (accessed 2021-12-01)
[ニュースソース]
提言「学術の振興に寄与する研究評価を目指して~望ましい研究評価に向けた課題と展望~」 ― SCJ 2021/11/25 (accessed 2021-12-01)