UKSG、アクセスやダウンロード数などOA学術書と非OA学術書の利用に関する差異を調査(論文紹介)

2021年12月10日

ヨーロッパ

UKSG(UK Serials Group)は、12月1日、同グループのジャーナル"Insights"に"More readers in more places:the benefits of open access for scholarly books"と題する論文を公開した。

本論文は、OA(オープンアクセス)学術書と非OA学術書の地理的なアクセスや、ダウンロード数、引用数、Web上の認知度などを調査しまとめたもの。Springer Nature社が出版した281冊のOAのEブックおよび3,653冊の非OAのEブックをサンプルとしている。

その結果として、OA学術書はより多くの国で利用されていること、低・中所得国でのアクセスが増加していること、非OA学術書に比べてダウンロード数が10倍、引用数が2倍以上であることなどを示している。

[ニュースソース]

More readers in more places:the benefits of open access for scholarly books — UKSG 2021/12/01 (accessed 2021-12-08)