Clarivate Analytics社は、2021年12月20日、韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology、韓国科学技術院)のISPI(Innovation Strategy and Policy Institute、イノベーション戦略政策研究センター)と共同で"The innovation landscape of artificial intelligence"を公表した。
これは、Clarivate Analytics社の特許関連のプラットフォーム、"Derwent Innovation" "Derwent World Patents Index""Derwent Patent Citation Index"のデータを基に、AI(Artificial Intelligence、人工知能)市場の規模や成長率、地域的特徴などを分析したレポート。
主な結果として、ニューラルネットワークおよび機械学習の成長率が46%以上と著しく、そのほかのAI技術も2010年以降20%以上の成長率であること、中国本土は高いAI成長率を示したが影響力は小さく、米国が量・影響力ともに先導していることなどを示している。
そのほかにも、米国とカナダは学術界と政府が有機的に協力しAI技術開発エコシステムを確立したのに対し、中国本土・韓国は政府主導で成果の質的水準が低いこと、米国・英国・カナダはロボティクスや自動制御が多くの割合を占める一方で中国本土・韓国は機械学習、ニューラルネットワークが進歩していること、米国はほぼすべてのAI分野で強い影響力を持つことなども示している。
[ニュースソース]
Clarivate and KAIST Innovation Strategy and Policy Institute Release Report on the Global AI Innovation Landscape — Clarivate 2021/12/20 (accessed 2021-12-27)