SciELOは、1月12日、OJS(Open Journal System)※の開発における優先事項を特定するためにPKP(Public Knowledge Project)のTechnical Committeeが実施した調査のレポート"OJS Community Priorities Survey Report"を公表した。
PKPは、2021年2月9日~3月24日に、OJSを利用するコミュニティーを対象に調査を実施。ジャーナル編集などに関わる関係者524人から回答を得た。
主な調査結果として、改善すべき項目のランク付けを求める設問において1位に選ばれたのは「投稿リストの管理」(144件)「査読・編集の意思決定に関わるワークフロー」(101件)「出版のためのジャーナル論文の管理」(100件)であったこと、OJSのバージョン(2.xあるいは3.x)によって改善すべき項目の重要度に違いがみられた一方で、OJSの利用年数は重要度に影響を及ぼしていないことなどを示している。
そのほか、上記3つの重要度の高い改善項目の詳細な回答・分析結果、それ以外の改善項目の特徴的な傾向、回答者属性も掲載している。
※学術ジャーナルを管理・出版するためのオープンソース・ソフトウェア・アプリケーション。
[ニュースソース]
OJS Community Priorities Survey Report [Originally published in the PKP site — SciELO 2022/01/12 (accessed 2022-01-14)
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