機関リポジトリ・一般リポジトリにおけるプレプリントの扱い(記事紹介)

2022年01月26日

北米・中南米 ヨーロッパ

COAR(Confederation of Open Access Repositories、国際オープンアクセスリポジトリ連合)は、1月20日、"Delving deeper into preprints in institutional and generalist repositories"と題する記事を公開した。

本記事は、COARとASAPbio (Accelerating Science and Publication in biology)が2021年に実施した、IRs(Institutional and generalists Repositories、機関リポジトリ・一般リポジトリ)におけるプレプリントの収載に関わる調査から得られたデータを分析しその結果をまとめたもの。

116件の回答のうち61%がプレプリントをホストしていると回答したこと、12件が収載数不明と回答したこと、プレプリントを判別するためのタグを付していると回答した53件ではプレプリントの平均収載数が704であったことなどを示している。

そのほかに、68%がホストされているプレプリントがプレプリントサーバーにあるかわかならないと回答したことや、搭載機能として、「VoRへのリンク」「DOI付与」「バージョン管理サポート」の順に多かったことなどを示している。

なお、世界のIRs数(3,000以上)に比べると回答数が少ないため、本結果を一般化するべきでないことも付け加えている。

[ニュースソース]

Delving deeper into preprints in institutional and generalist repositories — COAR 2022/01/20 (accessed 2022-01-24)