産総研（産業技術総合研究所）は、1月24日、NEDO（New Energy and Industrial Technology Development Organization、新エネルギー・産業技術総合開発機構）、TherMAT（Thermal Management Materials and Technology Research Association、未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合）とともに、データベースシステム「PropertiesDB Web」を開発し、TherMATのWebサイトで公開したと発表した。
本システムは、これまで古い文献や複数の出典に分散されていた熱関連材料の各種熱物性情報と関連データをデータベースシステムとして整備し、熱関連材料がもつ熱物性値の相関を解析・表示できるようにしたもの。
本システムにより、さまざまな熱物性をもつ物質の探索が容易になり、断熱材や蓄熱材、冷媒、熱電変換材料などの開発時間の短縮、熱関連材料を部素材としたモジュール開発の加速、脱炭素化に向けた熱マネジメント技術への貢献が期待できるという。
[ニュースソース]
熱関連材料の熱物性を容易に検索可能なデータベースシステムを開発・公開 ― 産総研 2022/01/24 (accessed 2022-01-27)