PLOSは、1月31日、"The state of preprints at PLOS"と題する記事を公開した。
本記事は、PLOSがbioRxiv、medRxivとパートナーシップを締結したことにより実現した、プレプリントサーバーからPLOSジャーナルへの直接投稿や、PLOSに投稿された論文原稿のプレプリントサーバーへの直接送信に関わる成果を示したもの。
2016年以降、bioRxivおよびmedRxivから約3,000件の直接投稿があったこと、2018年5月以降、PLOSジャーナルにライフサイエンス分野の論文を投稿した研究者の13%以上(約6,000人)が事前にプレプリントを公開し、19%以上(約9,000人)がジャーナル投稿時におけるbioRxivでのプレプリント公開を承諾したことなどを示している。
そのほかに、プレプリントに関する疑問(プレプリントが誤情報を拡散するリスク、引用数への影響、ジャーナルで公開されないあるいは撤回された場合)への回答を示している。[ニュースソース]
The state of preprints at PLOS — PLOS 2022/01/31 (accessed 2022-02-03)
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