KU、OA図書をよく利用した国や機関などを示した“Open Access Heroes 2022”を発表

2022年03月03日

北米・中南米 ヨーロッパ

Wiley社傘下のKU(Knowledge Unlatched)は、2月28日、"Open Access Heroes 2022"を発表した。

これは、2021年のOAPEN、JSTOR、Project Muse、Open Research Libraryといったプラットフォームのデータから、OA(オープンアクセス)図書の利用状況を検証したもの。

OA図書を多く利用したのは、国別では米国(33%)、ドイツ(8.4%)、英国(8.4%)、インド(4.9%)、カナダ(3.4%)の順で、機関別ではUniversity of Edinburgh、Freie Universität Berlin、Martin Luther Universität Halle-Wittenbergの順であったという。

最も多く読まれたOA図書として、MIT (Massachusetts Institute of Technology、マサチューセッツ工科大学) Pressの"Frankenstein: A New Edition for Scientists and Engineers"が50万以上のインタラクションを記録。次いで、UCL Pressの"Social Theory after the Internet: Media, Technology, and Globalization"が13万1,000、Pluto Press の"A People's History of Modern Europe"が10万4,000のインタラクションを記録したという。

[ニュースソース]

Knowledge Unlatched Presents Open Access Heroes 2022 — KU 2022/02/28 (accessed 2022-03-01)

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