NSF(National Science Foundation、米国立科学財団)は、3月3日、助成金を交付している研究者に対して研究データ共有の重要性とその実践方法を紹介した書簡を公表した。
書簡では、NSFのポリシーにより、研究の成果物であるデジタルデータについて、データ共有について記述したDMP(Data Management Plan、データ管理計画)を助成申請書に含めることが求められるとし、Materials Research分野の助成研究について最近作成したDMPガイダンスを紹介している。
さらに、研究の透明性や信頼性の確保、研究成果の教育への活用など、オープンサイエンスを支える研究データ共有の重要性を説明。PID(Persistent Identifier、永久識別子)を付与するデータリポジトリを活用したデータ共有についても推奨している。
[ニュースソース]
Dear Colleague Letter: Effective Practices for Making Research Data Discoverable and Citable (Data Sharing) - NSF 2022/03/03 (accessed 2022-03-09)