UC、Wiley社とOA出版に関するパイロット契約を締結

2022年03月16日

北米・中南米

​​UC(University of California)は、3月14日、Wiley社とOA(オープンアクセス)出版に関するパイロット契約を締結したと発表した。

本契約では、同校の全10キャンパスとLBNL(Lawrence Berkeley National Laboratory、ローレンス・バークレー国立研究所)の責任著者が、同社のジャーナルで論文をOA(オープンアクセス)で出版する場合、APC(論文掲載料)を15%割り引くという。

また、同校の5キャンパス(Irvine、Merced、Riverside、Santa Barbara、Santa Cruz)の著者が同社のジャーナルで論文を出版する場合にOAを選択すると、図書館がAPCとして1,000ドルを支払い、著者が残金を負担する。もし著者に研究資金がない場合は、図書館にAPC全額の負担を求めることができるという。

なお、本契約は、UC全キャンパスとLBNLに所属する学生、研究者などのWiley社ジャーナルへの無制限アクセスも含んでいる。

[ニュースソース]

New pilot open access agreement between the University of California and Wiley -- UC 2022/03/14 (accessed 2022-03-15)

University of California and Wiley Partner to Publish More Open Access Research -- Wiley 2022/03/14 (accessed 2022-03-15)