非営利出版社のAnnual Reviewsは、4月5日、全51のアカデミックジャーナルを今後18カ月以内にS2O(Subscribe-to-Open)モデルに転換すると発表した。
Annual Reviewsが2020年にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックにより、試験的に全ジャーナルをOA(オープンアクセス)化したところ、アクセス数が4倍以上に増加したことが今回の決定の背景となっている。
ジャーナルを購読する図書館など機関の十分な参加を前提とするS2Oモデルの適用により、該当するジャーナルが即時かつ公正にOA化されるが、十分な参加が得られなければ購読料支払いが必要となる。
[ニュースソース]
Leading Nonprofit Science Publisher to Make All Content Freely Available through New Open Access Model ― Annual Reviews 2022/4/5 (accessed 2022-4-6)
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2020年10月28日 Annual Reviews、2020年のS2Oパイロットプログラムにおける対象ジャーナル2誌のOA転換を発表