Elsevier社、「Research Futures 2.0 Report(研究の未来 2.0 報告書)」を発表

2022年04月28日

ヨーロッパ

Elsevier社は、4月21日、「Research Futures 2.0 Report(研究の未来 2.0 報告書)」を発表した。

本報告書は、同社が世界の研究者コミュニティーの意識の理解を目的に、2020・2021年に実施した世界各国の研究者1,173名に対する調査の結果をまとめたもの。

その結果として、論文発表のスピードとオープン性が向上したこと、約半数の研究者が自身の研究分野における資金不足を感じている一方で、企業による資金提供が増加しており資金調達先としての期待が高まっていることなどを示している。

そのほかに、女性研究者がコロナ禍に素早く適応した傾向がみられた一方で、仕事と生活のバランスが難しいなど女性特有の困難に直面していることや、共同研究が活発化し研究データ共有も増加するなど研究者の働き方に変化がみられたことなども紹介している。

[ニュースソース]

エルゼビア、世界中の研究者たちが直面する課題と機会を新調査で明らかに ― Elsevier 2022/04/21 (accessed 2022-04-26)

The future of research revealed ― Elsevier 2022/04/20 (accessed 2022-04-27)