Clarivate Analytics社は、4月18日、「高被引用論文」※数を指標とする、「インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキング2022年版」を公表した。
世界における日本の高被引用論文総数は2021年と同様12位。分野別では化学および物理が5位以内、材料科学および植物・動物学が10位以内であった。
総合分野における日本のトップ20(大学14、研究開発法人6)のなかでも、研究機関の高被引用論文の割合が高い傾向にあり、国立がんセンターとNIMS(National Institute for Materials Science、物質・材料研究機構)は3%超、理化学研究所と高エネルギー加速器研究機構2%超であったという。
さらに、植物・動物学では奈良先端科学技術大学、免疫学では千葉大学、地球科学では海洋研究開発機構のように、分野別で存在感を示す研究機関もみられたという。
※Clarivate Analytics社が定義する、各研究分野における被引用数が世界の上位1%に入る卓越した論文。
[ニュースソース]
インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキング2022年版を発表 ― クラリベイト・アナリティクス・ジャパン 2022/04/18 (accessed 2022-05-02)
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2020年04月16日 Clarivate Analytics社、「インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキング2020年版」を公表