韓国のWISET(韓国女性科学技術人育成財団)は、5月2日、「2020年度女性科学技術人材活用実態調査」を公開した。
本調査は、理工系大学(272)、公共研究機関(234)、100名以上の民間企業の研究機関(4,203)など計4,709機関を対象に、科学技術系研究機関における女性の就業・採用・昇進状況などを調査したもの。2005年より毎年実施している。
主な結果として、2020年度の女性科学技術人材の新規採用比率は30%未満、就業比率は20%程度、役職(管理職)比率は10%程度であり、キャリアステージが上がるほど性差が増すこと、とりわけ民間企業の研究機関の女性就業者が女性科学技術人材全体の53.1%を占めているにも関わらず、民間企業の新規採用比率20.9%、就業比率16.3%、役職(管理職)比率9.4%と低調だったことを示している。
そのほかに、女性科学技術人材の教育およびトレーニング、R&D活動、福祉制度(仕事と家庭の両立支援など)の運用状況などに関する結果も示している。
[ニュースソース]
WISET, 2020년 여성과학기술인력 활용 실태조사 보고서 발간 -- WISET 2022/05/02 (accessed 2022-05-18)