ORCID、グローバルサウスの国々向けの組織会員としての入会をサポートする新たなイニシアチブGPPの開始を発表

2022年05月27日

アジア・オセアニア 北米・中南米 中東・アフリカ

ORCIDは、5月18日、組織会員としての入会をサポートする新たなイニシアチブGPP (ORCID Global Participation Program)の開始を発表した。

ORCIDは、関係組織が世界的なORCID導入の重要性を強調し、ほぼすべての国の研究者が個別にORCID iDに登録する一方で、グローバルサウスの組織会員が少ないと指摘。

グローバルサウスの国々に対する支援策として、ORCIDの組織会員としての参加などをサポートする基金GPF(Global Participation Fund)と、LIC(Low Income Country、低所得国)・LMIC(Low Middle―Income Country、低中所得国)に会員費の割引を提供するMEP(Membership Equity Program)からなる同イニシアチブを立ち上げたという。

なお、AIP Publishing、APS(American Physical Society、米国物理学会)、CUP(Cambridge University Press)、CCC(Copyright Clearance Center)、Elsevier社、Hindawi社、IOP Publishing、PLOS、Taylor & Francis社、Wiley社が同イニシアチブのサポートを表明。総額100万ドル弱に達したという。

[ニュースソース]

ORCID Announces Launch of new Global Participation Program and $1M Global Participation Fund -- EINPresswire 2022/05/18 (accessed 2022-05-25)

GPP will improve equity of access to interconnected research infrastructure -- ORCID (accessed 2022-05-25)

>ORCID's GPP Launch Partners -- ORCID (accessed 2022-05-25)