DFG(Deutsche Forschungsgemeinschaft、ドイツ研究振興協会)は、5月18日、ポジションペーパー"Academic Publishing as a Foundation and Area of Leverage for Research Assessment"を公表した。
同協会は、学術出版が科学・人文科学に悪影響を与えうる多くの課題に直面しており、特に、指標に基づいた研究評価は、学術出版および研究システム全体の健全な発展を妨げる可能性があるなどと指摘。議論への貢献および問題の是正を目的として、本ポジションペーパーを公開したという。
本ポジションペーパーのセクション1では学術出版における最も一般的な形式および、出版物の普及・レビューの方法など出版システムの基本的機能について説明。セクション2で学術出版物の発見性、市場構造やビジネスモデル、不正出版、研究評価と出版の互恵的効果などの問題を特定した後、セクション3で学術出版に関わるアクターがとるべき行動を特定・提案している。
[ニュースソース]
DFG Position Paper on Academic Publishing as a Foundation and Area of Leverage for Research Assessment - DFG 2022/05/18 (accessed 2022-05-24)