米国著作権局、レポート"Women in the Copyright System"を公表

2022年06月16日

北米・中南米

​米国著作権局は、6月9日、"Women in the Copyright System: An Analysis of Women Authors in Copyright Registrations from 1978 to 2020"を公表した。

これは、1978~2020年における女性の創造産業の参加状況と著作者としての登録状況を比較・分析したレポート。

主な結果として、著作権登録(年間)における女性著作者の割合が、米国著作権法発効日である1978年は28%であったが2020年には38%に増加したことや、登録カテゴリー別の女性の割合は、ジェンダー平等に近いもの(非劇芸術作品など)や中程度ではあるが持続的に増加しているものなど、カテゴリーによって大きく異なることを示している。

そのほかに、女性の参加割合が高い職業では女性著作者の登録割合が高くなるという正の相関があるが、参加割合に比べ著作権登録における女性著作者の割合が低いことや、そのギャップが縮小傾向にあることも示している。

なお、同局は、本レポートのほかに、著作権登録データセットも公開した。

[ニュースソース]

Women in the Copyright System -- Copyright.gov 2022/06/09 (accessed 2022-06-15)