Natureは、6月16日、" Nature Index Annual Tables 2022: China's research spending pays off "と題する記事を掲載した。
本記事は、同日に公表した" 2022 Nature Index Annual Tables "の結果を分析し紹介したもの。
2022 Nature Indexにおける中国の躍進は顕著で、急成長している機関トップ50のうち40が中国機関であったこと、国別のシェア首位は米国だが2020年と比べ中国が主要10カ国で最大の増加率を示したこと、CAS(Chinese Academy of Sciences、中国科学院)は2012年以降世界の機関ランキングでトップを維持し2位のハーバード大学の2倍以上のシェアを誇ることなどを紹介している。
この結果について、中国の国内総生産に占める研究開発費の割合が1996年0.56%から2021年2.4%へと増加を続け、投資先も一貫していることなど、政府の長期投資が実を結んでいるという研究者のコメントを示している。
一方、日本は、世界の機関ランキングトップ10から漏れ、東京大学の14位(2021年8位)が最高位であった。
[ニュースソース]
Nature Index Annual Tables 2022: China's research spending pays off - Nature 2022/06/16 (accessed 2022-06-17)
Nature Index 2022 Annual Tablesでは、中国の研究機関が圧倒的な存在感を示す - nature asia 2022/06/16 (accessed 2022-06-17)