NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、6月17日、「我が国の大学の研究活動における研究マネジメントの状況に関する分析」(DISCUSSION PAPER No. 208)を公表した。
これは、日本の自然科学系の大学教員の研究マネジメント状況の把握を目的とした2020年度のアンケート調査の回答データ(有効回答2,542名)を分析したもの。職位の上昇によりマネジメントの規模、研究室・研究グループや研究プロジェクトのマネジメントの仕方などがどのように変化するのか、その実態の把握を試みている。
その結果として、職位が上がるほど、全職務活動のうち研究活動に費やすエフォートが減少し研究活動に占める研究マネジメントに費やすエフォートの割合が増加する傾向にあること、より多くのメンバーで構成される研究室・研究グループを運営し自身が上位の職位を有する立場からプロジェクトを遂行するようになる傾向があることなどを示している。
我が国の大学の研究活動における研究マネジメントの状況に関する分析(html)
※以上、NISTEP (accessed 2022-06-21)
[ニュースソース]
「我が国の大学の研究活動における研究マネジメントの状況に関する分析」[DISCUSSION PAPER No. 208]の公表について - NISTEP 2022/06/17 (accessed 2022-06-21)