IFLA、OAに関わる2022年声明"10 years of the IFLA open access statement: a call to action"を発表

2022年09月12日

ヨーロッパ

​IFLA(International Federation of Library Associations and Institutions、国際図書館連盟)は、9月1日、 "10 years of the IFLA open access statement: a call to action"を発表した。

これは、IFLAの取り組みを交えながら、OA(オープンアクセス)および関連イニシアチブの価値を示したもの。2011年声明を更新したという。

同連盟は、声明の中で、研究成果の完全かつ即時無料アクセスにより、研究者・科学者・政策立案者・市民などすべての人が、社会、環境、地球規模の課題に対処するために必要なデータや証拠などを確実に得られることなどに言及。危機の時だけでなく、長期にわたって世界規模で研究成果を利用・発見可能にすることを目指すとした。

また、これまでの取り組みとして、国際機関へのOA推進、SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)への貢献、IFLAのカンファレンスペーパーのOA化を示し、今後の取り組みとして、OAの権利の側面に関わる認識の向上、研究者や研究機関による権利保持やラインセンシング実践などの世界レベルでの推進、同連盟出版物の2022年のOA移行完了など5つを挙げた。

[ニュースソース]

10 years of the IFLA open access statement: a call to action -- IFLA 2022/09/01 (accessed 2022-09-09)

10 years of the IFLA open access statement: a call to action -- IFLA (accessed 2022-09-09)

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2011年04月18日 IFLA、OA声明を発表