OASPA(Open Access Scholarly Publishers Association、オープンアクセス学術出版社協会)は、9月15日、COPE(Committee On Publication Ethics、出版倫理委員会)、DOAJ(Directory of Open Access Journals)、WAME(World Association of Medical Editors、世界医学雑誌編集者協会)と共同で"Principles of Transparency and Best Practice in Scholarly Publishing"第4版を公開した。
これは、既存・新規ジャーナルが学術出版における最高基準に到達するための原則。ジャーナルコンテンツ、プラクティス、組織構成、ビジネス慣行など、学術出版の透明性やベストプラクティスに関わる16の原則を示している。
また、本原則では、編集に関わる決定は学術的価値に基づいて行うべきであり、論文の出どころ、著者の国籍、政治的・宗教的信念などの要因に影響されてはならないことなど、学術出版における包括性の必要性を強調している。
旧版は2018年に公開されており、学術出版の状況が変化したことを踏まえ同原則を改定したという。
[ニュースソース]
Revised principles of transparency and best practice released -- DOAJ 2022/09/15 (accessed 2022-09-26)
Principles of Transparency and Best Practice in Scholarly Publishing -- OASPA 2022/09/15 (accessed 2022-09-26)
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2018年01月24日 OASPA等4組織、学術出版における透明性の原則とベストプラクティス第3版を公開