eLife、査読後の論文の採択・不採択の決定を廃止し査読済みのすべての論文を"Reviewed Preprint"として出版すると発表​

2022年10月24日

北米・中南米 ヨーロッパ

​eLifeは、10月20日、ジャーナル編集プロセスの大幅な変更を発表した。

2023年1月31日から、査読後の論文の採択・不採択の決定を廃止し、査読プロセスに進んだすべての論文は"Reviewed Preprint"として出版。

新たなプロセスでは、eLifeの編集者が専門のレビュアーを招待して査読を行い、論文の長短所を示した公開レビューを作成。その後、eLifeがレビュー・評価を含んだ"Reviewed Preprint"を出版するという。

また、著者には、公開レビューおよびレビュアーからの非公開の提案に基づき改訂した新たな"Reviewed Preprint"の出版、査読後の任意の時点でのVoR(Version of Record)化、VoRとせず他のジャーナルでの出版といったオプションが提供されるという。

なお、この変更に伴い、出版料を3,000ドルから2,000ドルに引き下げるという。

[ニュースソース]

eLife ends accept/reject decisions following peer review -- eLife 2022/10/20 (accessed 2022-10-21)

eLife's peer review process -- eLife (accessed 2022-10-21)