RSC、5年以内に全ジャーナルをOA化する目標を発表

2022年11月08日

ヨーロッパ

RSC(Royal Society of Chemistry、英国化学会)は、10月31日、5年以内に全ジャーナルをOA(オープンアクセス)化する目標を発表した。

同学会は、2023年を通じて、パートナーおよびコミュニティーと緊密に連携し、OAの優先事項・要件・目標の理解に取り組むとコメント。完全OA化に向けた第一歩として、同会のハイブリッドジャーナルのポートフォリオをcOAlition S のTJ(Transformative Journal、転換ジャーナルもしくは移行ジャーナル)プログラムに登録するという。

同学会は、疫病や気候変動など地球規模の課題において、もっとも被害を受けるのはグローバル・サウスの国や地域であり、それらの国や地域は情報へのアクセスが限られているなどと指摘。OAは、誰でも、どこからでも最新の研究に平等にアクセス・発見できる可能性を高めることに貢献し、それらが皆にとって良い未来につながるなどと述べた。

[ニュースソース]

Royal Society of Chemistry commits to 100% Open Access -- RSC 2022/10/31 (accessed 2022-11-02)