OCLC、Clarivate社および子会社との訴訟で和解したと発表

2022年11月10日

北米・中南米 ヨーロッパ

​OCLCは、11月7日、Clarivate社および子会社との訴訟で和解したと発表した。

OCLCは、和解文書自体は機密情報であると前置きしたうえで、同文書には重要な要素として、WorldCatの権利と責任に関わるポリシーの対象となるレコードを使用したMetaDoor MARCレコード交換システムの開発とマーケティングを中止すること、同ポリシーの対象となるレコードを含んだまたはレコードに基づいたすべてのMetaDoor成果物を迅速かつ永久に削除することを同社らに求める内容が盛り込まれたとした。

OCLCは6月13日に同社らを提訴。同社らがWorldCat利用機関(図書館)にOCLCと共同作成したレコードの提供を要請することについて、暫定的・終局的差止命令を求めたほか、MetaDoor構築におけるWorldCatデータの不正流用を止めるよう求めていた。

[ニュースソース]

OCLC and Clarivate settle lawsuit -- OCLC 2022/11/07 (accessed 2022-11-08)

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2022年06月22日 OCLC、Clarivate社および子会社を提訴