Emerald社は、11月3日、"Time for Change"の2022年版を公表した。
これは、オープンリサーチや研究評価に対する研究者・学術関係者の考え方に関する調査結果をまとめたもの。同社は2019年から毎年実施し、7月に調査を行った今回は、世界の学術関係者および研究者計1,427名から回答を得たという。
主な結果として、OA(オープンアクセス)・研究データ共有を検討しているとの回答が46%(4年前の調査では29%)となるなどオープンリサーチへの関心が高まる一方で、そのための資金が課題であるとの回答が42%(2021年調査では26%)に上ったことを示している。
また、81%が研究の社会的インパクトを重視していること、回答者の2/3が今なお研究評価の指標として引用やIF(Impact Factor)に依存していること、回答者の20%が身体的・精神的健康の問題を経験したことなどを示している。
[ニュースソース]
Emerald announces its 2022 academic culture findings -- Emerald Publishing 2022/11/03 (accessed 2022-11-09)
Time for change -- Emerald Publishing (accessed 2022-11-11)