Springer Nature社は、11月21日、ジャーナルのTA(Transformative Agreement、転換契約または移行契約)に関するパイロットプロジェクトを進めるための同社との合意書に、日本の10大学が署名したと発表した。
署名したのは、2017年に発足したRUC(Research University Consortium、研究大学コンソーシアム)のメンバーを中心とする10機関の図書館長。東北大学、東京大学、東京工業大学、横浜国立大学、福井大学、大阪大学、神戸大学、岡山大学、早稲田大学、東京理科大学が含まれている。
同プロジェクトは、日本のオープンサイエンスの推進、日本の学術研究およびその成果の世界的な認知度の向上、研究者のOA(オープンアクセス)論文出版コスト負担の軽減とOA出版の促進、ジャーナル購読にかかる費用の軽減と同社のジャーナルへの継続的なアクセスの保証が目標。
同社は、同プロジェクトの参加機関に対し、同社の2,000以上のジャーナルを対象とした合計約900報のOA出版枠を提供するという。
【共同プレスリリース】研究大学コンソーシアム(RUC)のメンバーを中心とする国内10大学がシュプリンガーネイチャーとオープンアクセス論文出版の促進に関する合意書に署名 -- Springer Nature 2022/11/21 (accessed 2022-11-24)
Pioneering OA agreement in Asia signed between Springer Nature and Japanese universities, including the University of Tokyo -- Springer Nature 2022/11/21 (accessed 2022-11-24)