ISC、OA出版における世界公平性に関するワークショップ"Global Equity in Open Access Publishing"の開催報告とワークショップレポートを掲載

2022年12月21日

アジア・オセアニア 北米・中南米 ヨーロッパ 中東・アフリカ

ISC(International Science Council、国際学術会議)は、12月12日、OA2020、AAU(Association of African Universities)、cOAlition S、EIFL(Electronic Information for Libraries)、UNESCO、Science Europeと共同で開催した、OA(オープンアクセス)出版における世界公平性に関するワークショップ"Global Equity in Open Access Publishing"の開催報告と、ワークショップレポートを掲載した。

本ワークショップは、第3回シリーズの初回で、アフリカとヨーロッパに焦点を当て、助成機関や研究者、大学管理者など関係者を対象に、11月21・22日にオンラインで開催された。

本ワークショップでは、学術出版システムには公平な競争の場が必要であり、そのためには雑誌名などで判断するのではなく、出版物の本質的な価値によって著者が評価されるようにする必要がある、との提言がなされた。

さらに、世界中の図書館と図書館コンソーシアムは、学術出版社との交渉で採用すべき共通の原則を策定する必要があり、学術雑誌の出版における金銭的およびその他の不公平を是正する責任を出版社に負わせるべきである、との提言がなされた。

これらの提言を基に、グローバルな実践と行動指針を定義し、推進することを目的として、第2回のワークショップを2023年前半に開催するという。

[ニュースソース]

Opening doors to global equity in open access ― ISC 2022/12/12 (accessed 2022-12-20)

GLOBAL EQUITY IN OPEN ACCESS PUBLISHING ― ISC (accessed 2022-12-20)