ALLEA、新しいEU著作権規則に従ったビッグディールに関する新たな提言を発表

2022年12月21日

ヨーロッパ

ヨーロッパ40か国の文理アカデミー連盟ALLEA(ALL European Academies = European Federation of Academies of Sciences and Humanities)は、12月12日、ビッグディールに関する新たな提言"ALLEA STATEMENT ON OPEN ACCESS PUBLICATION UNDER "BIG DEALS" AND THE NEW COPYRIGHT RULES"を発表した。

同連盟は、ビッグディールについて、大手商業出版社の市場支配的地位を強化させ不公平な学術出版システムを助長することや、新しい著作権規則に適合していない懸念があるとしている。そのため、EUの著作権法の新たな規則に従った公平な学術出版システムを実現する方法について提言を行った。

本提言では、研究者と図書館が、出版社との交渉において新しい著作権規則の下で自身の権利を熟考すること、現在も普及している権利譲渡モデルから脱却すること、エンバーゴ無しの二次出版権の導入、コミュニティー主導の非営利出版エコシステムのさらなる発展、を提言している。

[ニュースソース]

ALLEA Advocates for EU-Wide Secondary Publication Rights and Better Negotiation of Future "Big Deals" ― ALLEA 2022/12/12 (accessed 2022-12-20)

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