STM、中国にフォーカスした世界のOAに関する最新状況および展望を提供する報告書"Open Access Publishing in China 2022"を公開

2022年12月27日

アジア・オセアニア ヨーロッパ

STM(International Association of Scientific, Technical and Medical Publishers、国際STM出版社協会)は、12月14日、世界のOA(オープンアクセス)に関する最新状況および展望を提供する報告書"Open Access Publishing in China 2022"を公開した。

本報告書は、特に中国に焦点を当てており、CAST(China Association for Science and Technology、中国科学技術協会)と共同で作成したものである。

本報告書では、同国の論文のOA率は2011年が15.8%、2021年が37.8%であり、OA化が進んでいること、同国では近年、ゴールドOAがより一般的なOAモデルとなっていることなどが示されている。また、世界の約60%以上の著者がOAの種類について理解していないこともわかったという。

同国はOA出版においてまだ大きな可能性を秘めているため、CASTは国内のOA政策、基準、インフラを積極的に開発し、同国に適したOA出版システムの確立に努めていくとしている。

[ニュースソース]

New report provides insights into global OA landscape -- and with a focus on China ― STM 2022/12/14(accessed 2022-12-26)

>Open Access Publishing in China 2022 - STM 2022/12/14(accessed 2022-12-26)