ブルガリアのPensoft Publishersは、2022年12月19日、"JCS(Journal Comparison Service)"を通じてジャーナルの料金やサービスに関する情報を共有することを発表した。
本サービスは、cOAlition Sが提供する、ジャーナルの出版費用、出版頻度、投稿から受理までにかかる時間、APC(論文掲載料)、購読料などを比較できるサービスであり、2022年5月に出版社からのデータ登録受付を開始している。これまでに、27の出版社がジャーナルの料金・サービスに関わるデータを登録しており、同出版社がその中に含まれるという。
これにより、同出版社が発行するすべてのジャーナルはPlan Sに準拠し、同出版社が提供する出版プラットフォーム"ARPHA"を用いて料金・サービスに関わるデータを提供するという。
[ニュースソース]
Pensoft among the first 27 publishers to share prices & services via the Journal Comparison Service by Plan S ― Pensoft 2022/12/19 (accessed 2023-01-10)
[小欄関連記事]
2022年11月25日 cOAlition S、27出版社から2,000以上のジャーナルの料金・サービスに関わるデータがJCSに登録されたと発表
2022年10月05日 cOAlition S、ジャーナルの出版費用やサービスなどを比較できるサービス"JCS (Journal Comparison Service)"のエンドユーザーポータルの開始を発表
2021年12月13日 ブルガリアのPensoft Publishers、Museum of New Zealandと契約し査読ジャーナル" Tūhinga "を出版プラットフォーム"ARPHA"で出版すると発表