NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、1月12日、「科学技術に関する国民意識調査 -人的国際交流について」(DISCUSSION PAPER No. 218)を公表した。
これは、科学技術に関する国民意識を把握し、科学技術イノベーション政策の立案・推進に資する基礎データを提供するために、同研究所が2009年度から継続的に実施している調査。本2022年度調査(2022年10 月調査)は、科学技術分野における人的国際交流に対する重要度を把握することを目的に、15歳から69歳までの男女6,600人(インターネット調査会社に登録しているモニター回答者)に対してインターネット調査を実施した。
その結果として、人的国際交流は「(あまり)十分には行われていない」と答えた割合が男女同程度(男性53%、女性51%)であった一方、「(まあ)十分に行われている」と答えたのは24 歳以下の若い世代(20~24歳:28%、15~19歳:36%)が多かったことを示している。
また、人的国際交流の意義については、「お互いに刺激し合うことにより、より豊かな科学技術が創造され、世界の科学技術の向上につながる」(男女とも47%)、「日本と諸外国との間の相互理解や信頼関係が深まり、国際関係の安定につながる」(男性 34%、女性 30%)の回答が多かったことなどを示している。
科学技術に関する国民意識調査 - 人的国際交流について(html)
※以上、NISTEP (accessed 2023-01-16)
[ニュースソース]
科学技術に関する国民意識調査 -人的国際交流について-[DISCUSSION PAPER No.218]の公表について - NISTEP 2023/01/12 (accessed 2023-01-16)
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