データリポジトリのDryadは、1月23日、カナダ政府の3助成機関が策定した研究データ管理ポリシーを支援すると発表した。
同ポリシーは、連邦助成機関であるCIHR(Canadian Institutes of Health Research)、NSERC(Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada)、SSHRC(Social Sciences and Humanities Research Council of Canada)が策定したものであり、カナダの機関は3月実施に向け準備しているという。
同ポリシーでは、公的資金を使って収集された研究データは、責任を持って管理され、可能な限り再利用可能にすること、3機関から助成を受ける機関は研究データ管理(RDM)方針を策定し、公表することを求めている。
同ポリシーにおいて、データ保存可能なリポジトリとしてDryadがリストアップされており、Dryad で公開されたデータは、API を通じて国や機関のデータリポジトリに自動的に提供されるという。
Dryadは、同ポリシーに沿って研究データ管理のソリューションを求める研究機関を支援するとしている。
[ニュースソース]
Canadian policy: Data management requirement takes effect in March ― Dryad 2023/01/23 (accessed 2023-02-07)
Tri-Agency Research Data Management Policy ― Government of CANADA (accessed 2023-02-07)
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