cOAlition Sは、2月6日、OA(オープンアクセス)学術出版の世界的に公平な価格設定システムの考案・実行について調査・検討するコンサルタントを募集すると発表した。
cOAlition Sは、2022年11月からUNESCO、ISC(International Science Council、国際学術会議)、OA2020(Open Access 2020 Initiative)、EIFL(Electronic Information for Libraries)、AAU(Association of African Universities)、Science Europeと共同で、OA出版における世界公平性に関するワークショップを開催している。
同ワークショップの第1回は、ヨーロッパとアフリカ焦点を当て、出版社に対するPPT(purchasing power parity、購買力平価)に基づいたOA出版の透明な価格設定の採用などの提言を行った。
cOAlition Sは、同ワークショップのフォローアップとして、公平で持続可能な学術出版の価格設定をどのように考案し実施できるかの調査を依頼したいという。
[ニュースソース]
Developing a globally fair pricing model for Open Access academic publishing ― cOAlition S 2023/02/06 (accessed 2023-02-14)
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2022年12月21日 ISC、OA出版における世界公平性に関するワークショップ"Global Equity in Open Access Publishing"の開催報告とワークショップレポートを掲載