PeerJは、2月7日、2月13日以降に投稿された全論文について、査読レポートと編集者のdecision letter(意志決定通知書)を一緒に公開すると発表した。
査読レポートには個別のDOIが付与される。また査読者にはこれまでと同様に、匿名でレポートを提出できるオプションが提供され、査読を行うとAPCの割引に利用できる"PeerJ Tokens"が獲得できるという。
PeerJは10年前の設立以来、査読レポートなどの公開をオプションで提供していたが、査読レポートとdecision letterを公開した論文は全体の60%程度にとどまっていたという。
[ニュースソース]
PeerJ at 10: now ALL PeerJ articles will be published with their entire peer review history ― PeerJ 2023/02/07 (accessed 2023-02-17)
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