Jiscは、2月16日、3つのOA(オープンアクセス)出版イニシアチブが、OACF(open access community framework)※を通じた資金調達目標に到達したと発表した。
OACFは、購読料や論文処理料が無料のダイヤモンドOAモデルを採用する非営利の小規模出版社やイニシアチブを支援するためのフレームワークで、2022年に開始。
Jiscに承認された10の小規模出版社やイニシアチブに対し、21の Jisc参加機関が資金提供を表明し総計12万8,000ポンドとなった。そのうち3つのイニシアチブ("Peer Community Journal" "SciPost" "University of London Press' New Historical Perspectives book series")が資金調達目標を達成したという。
※ジャーナルやイニシアチブの情報を記載した申請書を提出しJiscに承認された小規模出版社やイニシアチブについて機関別貢献度(Jisc bands)を決定。Jisc参加機関は公開された申請書ほかの情報を基に資金提供を誓約するという仕組み。
[ニュースソース]
First successful projects selected for funding through new open access community framework ― Jisc 2023/02/16 (accessed 2023-02-21)
A new approach to supporting scholarly communications: announcing the open access community framework (OACF) ― Jisc (accessed 2023-02-21)
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