PLOS、ヒトを対象とする研究に関するポリシーの更新を発表

2023年03月03日

北米・中南米

PLOSは、3月1日、ヒトを対象とする研究に関するポリシー(Human Subjects Research Policy)を更新したと発表した。

3月1日より、ヒトが参加する研究の論文著者は、オリジナルの倫理承認文書(ethics approval documentation)を投稿時に提出することが求められる。これは、機関・国の要件により倫理承認が免除される研究を除き、被験者のデータやprimary tissue sampleを使用する研究にも適用されるという。

本ポリシーの下、査読前にPLOSスタッフが同文書を審査。同文書に懸念がある場合、提出されていない場合、その研究がPLOSの方針に準拠していない場合など、論文は外部レビューなしに拒否されるという。

本更新は、"PLOS ONE" "PLOS Climate" "PLOS Global Public Health" "PLOS Water"が対象であるが、今後ほかのジャーナルでも同様の更新を検討しているという。

[ニュースソース]

PLOS journals update their Human Subjects Research Policy ― PLOS 2023/03/01 (accessed 2023-03-02)

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