AAU(Association for African Universities )・PLOS・TCC Africa(Training Centre in Communication)は、3月7日、アフリカを対象とした地域政策ワークショップの第1回と第2回(全4回)の参加者へ行ったアンケート結果を公表した。
本ワークショップは、アフリカの高等教育機関におけるオープンサイエンス教育や認知向上、オープンサイエンス政策の策定・実施支援、OA(オープンアクセス)出版の採用を目的としたもの。
アンケートの結果、タンザニアのUniversity of Dar-es-salaamが主催した東アフリカ地域ワークショップ(150人以上が参加)では97.53%、エジプトのBritish Universityが主催した北アフリカ地域ワークショップ(400人以上が参加)では85.98%が、「オープンサイエンスについてよく理解している」と答えたという。また、オープンサイエンスの義務化を支援する各機関の計画について尋ねたところ、両ワークショップの参加者ともに、「オープンサイエンスの啓蒙活動のための図書館サービスとの連携」と 「大学のジャーナル選択戦略としてOAジャーナルの統一化の奨励」 の回答が多かったという。
[ニュースソース]
Open Science Advocacy and Capacity Building for Leadership in African Higher Education Institutions ― PLOS 2023/03/07 (accessed 2023-03-09)
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