NISTEP、「国際化視点の大学発ベンチャーデータ分析」を公開

2023年03月22日

日本

NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、3月15日、「国際化視点の大学発ベンチャーデータ分析」(DISCUSSION PAPER No.219)を公表した。

本調査は、国内の大学発ベンチャーを対象に、事業の国際展開に乗り出するための要因と課題を探索し関係を明らかにすることを目的としている。

分析には、経済産業省が毎年実施している「大学発ベンチャー実態等調査」の2021年度版を使用。2021年12月~2022年1月にアンケート調査を実施した(対象3,048社、回答374社。回答率12.3%)。

分析結果として、研究領域における外国企業との提携実施が将来に関する戦略(出口戦略)と関連があること、外国企業との提携実施を目的変数とした決定木分析の結果、研究と開発の領域では最初の分枝点において資本金が最も効果の大きい変数であること、両領域ともその分岐金額は2億円弱でベンチャーキャピタルなどからの出資を得ていると考えられることなどが示されている。

国際化視点の大学発ベンチャーデータ分析(pdf: 全38ページ)

※以上、NISTEP (accessed 2023-03-20)

[ニュースソース]

国際化視点の大学発ベンチャーデータ分析[DISCUSSION PAPER No.219]の公表について - NISTEP 2023/03/15 (accessed 2023-03-20)