米国著作権局、AIがもたらす著作権法および政策の問題を検討するイニシアチブを開始したと発表

2023年03月23日

北米・中南米

米国著作権局は、3月16日、AI(Artificial Intelligence、人工知能)ツールを用いて生成された作品の著作権の範囲やAIトレーニングにおける著作物の利用など、AIがもたらす著作権法および政策の問題を検討するイニシアチブを開始したと発表した。

本イニシアチブは、近年のAI生成技術の進歩、個人および企業によるAIの利用拡大に対応するためのもの。

同局では、議会および、クリエーターなど一般市民から著作権に関する問題の調査を求められており、すでにAIにより作成されたコンテンツを含む作品の登録申請を受けている。また、同局は"registration guidance"を示し、その中で著作物にAIを使用したコンテンツが含まれていることを、申請者は開示する義務があることを明確にしている。

同局は、AIや著作権に関連する告知、イベント、リソースを発表するためのWebページ"Copyright and Artificial Intelligence"を開設した。2023年内にAIの利用によって生じる著作権問題についてパブリックコメントを募集する予定という。

[ニュースソース]

Copyright Office Launches New Artificial Intelligence Initiative ― Copyright.gov 2023/03/16 (accessed 2023-03-22)

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