米国のNCBI (National Center for Biotechnology Information、国立生物工学情報センター)は、3月22日、同センターが提供するツール"FCS(Foreign Contamination Screen)※"の機能を改良したと発表した。
改良点は、より早く簡単に実行できること、1ステップでコンタミネーションの除去ができること、除去したゲノム配列を別ファイルに保存できること、より正確により多くのコンタミネーションを発見できること、クラウド上のゲノムを数分でスクリーニングできることだという。
同ツールは、ユーザーからのフィードバックを基に継続的に改良を行っていくという。
※ゲノムアセンブリ中のコンタミネーションを同定・除去するためのツール。
[ニュースソース]
New Improvements! Try out our Foreign Contamination Screen (FCS) Tool - NCBI 2023/03/22 (accessed 2023-03-29)
FCS - GitHub (accessed 2023-03-29)
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