東北大学、学内外に散在する研究者の情報を自動的・効率的に集積し、瞬時に評価・分析・可視化が可能な「次世代型研究者データベース」を開発

2023年04月12日

日本

東北大学は、3月22日、学内外に散在する研究者の情報を自動的・効率的に集積し、必要なときに必要な情報を可視化できる「次世代型研究者データベース」を開発したと発表した。

これは、学外の論文情報データベースと、学内の人事・研究費・教育実績などのさまざまなフォーマットのデータを、AWS(アマゾンウェブサービス)のクラウドサービスで構築したデータレイクに集約したもので、瞬時に業績評価・分析・可視化が可能だという。

これにより、秘匿性などから集積が難しかった企業との共同研究や、論文指導、管理運営業務などの実績が自動的に集積され、研究者および研究グループの教育・研究活動の評価がより多面的かつエビデンスベースになると期待されている。

また、本データベースは研究者による入力は必要なく、自動でリアルタイムにアクティビティが集積・表示される。研究者や評価担当者は、必要なフォーマットで情報を加工・取り出すことができ、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールで可視化できるという。

本データベースは、4月から本格運用を開始。

[ニュースソース]

クラウドを活用した次世代型研究者データベースを構築 -AWS上のデータレイクでエビデンスベースの業績評価を効率化 - 東北大学 2023/03/22 (accessed 2023-04-10)

クラウドを活用した次世代型研究者データベースを構築-東北大学 2023/03/22 (accessed 2023-04-10)