NISTEP、「博士(後期)課程1年次における進路意識と経済的支援状況に関する調査」(速報)を公表

2023年04月20日

日本

NISTEP(National Institute of Science and Technology Policy、科学技術・学術政策研究所)は、4月14日、「博士(後期)課程1年次における進路意識と経済的支援状況に関する調査」(速報)を公表した。

これは、2022年4月以降に日本国内の大学における博士(後期)課程に進学した全員(1万7,218名)を対象に、2022年12月~2023年1月に行った、博士(後期)課程1年次における進路意識と経済的支援状況に関するWeb調査。全ての必須回答の設問に答えた有効回答者数は6,153であり、有効回答率は35.7%であった。

本速報版では、「博士(後期)課程以前の最終学歴と大学および指導教員との一致」「進学を決めた時に予想していた研究環境と比べての所感」「博士課程修了後に希望する就業先・教育研究職」の概要を示している。

61%は博士課程入学前の最終学歴の大学と博士課程(後期)の大学が一致していたこと、進学を決めた時に予想していた研究環境と比べ「とても良いまたはやや良い」の回答が一番多かったのは研究指導の質で59%、一方、一番少なかったのは経済的支援の32%であったこと、博士課程修了後に希望する就業先・専門職は大学等の教育機関が44%でもっとも高く、次いで民間企業が19%であったことなどが示されている。

[ニュースソース]

科学技術・学術政策研究所「博士(後期)課程1年次における進路意識と経済的支援状況に関する調査」(速報)を公開しました ― NISTEP 2023/04/14 (accessed 2023-04-18)

「博士(後期)課程1年次における進路意識と経済的支援状況に関する調査」-(結果概要速報)- ― NISTEP (accessed 2023-04-18)