JSTORは、4月17日、米国の大学コンソーシアムBTAA(Big Ten Academic Alliance)と"Path to Open"プログラム※を支援するためのパイロット契約を締結したと発表した。
現在30以上の大学出版社と数百人の著者が同プログラムに参加している。このうちBTAAの加盟大学図書館が15機関含まれている。
同プログラムによる最初の100冊の学術書が今秋にリリースされ、2024年から2026年に毎年300冊が追加で出版される予定。最初の3年間、参加機関はこれらの学術書にアクセスでき、その後これらの学術書は全てOA(オープンアクセス)になるという。
※JSTORが主要大学出版社と連携し、学術書のOA出版を支援するプログラム。参加する出版社に対し、書籍出版後3年以内にOAに移行できるよう資金を提供する。
[ニュースソース]
Big Ten Academic Alliance and JSTOR Announce Multi-year Agreement for Path to Open Pilot - JSTOR 2023/04/17 (accessed 2023-04-20)
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2023年01月20日 JSTOR、学術書のOA出版を支援するプログラム"Path to Open"の開始を発表