ASMEとIEEE、米国OSTPが発表した"MEMORANDUM FOR THE HEADS OF EXECUTIVE DEPARTMENTS AND AGENCIES"に対する問題点を指摘

2023年05月12日

北米・中南米

ASME(American Society of Mechanical Engineers)とIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)は、4月24日、米国OSTP(Office of Science and Technology Policy、大統領府科学技術政策局)が2022年8月に発表した"MEMORANDUM FOR THE HEADS OF EXECUTIVE DEPARTMENTS AND AGENCIES"に対する問題提起を行った。

これは、ASMEのエグゼクティブディレクター兼CEOとIEEE-USAのプレジデントが共著で、同国の政治専門紙"The Hill"に論説として発表したもの。

両者は、連邦政府の助成を受けた学術出版物の即時公開および研究データ共有の強化を盛り込んだ同覚書の提案は見た目ほど単純なものではく、広範囲に影響を及ぼすとしている。

また、同覚書は研究の民主化において逆効果になる可能性があるとしている。価値のある出版資産を裕福なエリート層に制限し、同国の研究エコシステムに悪影響を与え、イノベーションを阻害する恐れがあると警鐘を鳴らしている。

[ニュースソース]

ASME and IEEE: White House Open Access Proposal Will Limit Research and Innovation - ASME 2023/04/24 (accessed 2023-05-11)

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2022年08月30日 OSTP、連邦政府の助成を受けた学術出版物の即時公開および研究データ共有の強化を盛り込んだ覚書"MEMORANDUM FOR THE HEADS OF EXECUTIVE DEPARTMENTS AND AGENCIES"を発表