内閣府の科学技術・イノベーション推進事務局は、5月16日、G7仙台科学技術大臣会合の概要を公開した。
同会合は、「信頼に基づく、オープンで発展性のある研究エコシステムの実現」をメインテーマとして、5月12日から14日に宮城県仙台市で開催。今後の科学技術政策の方向性として、「科学研究の自由と包摂性の尊重とオープン・サイエンスの推進」「研究セキュリティーとインテグリティーの取組による信頼ある科学研究の促進」などについて議論がなされ、共通認識を得たという。
本会合の成果文書として共同声明が発出され、内閣府による日本語暫定訳も発表された。同局は、声明のポイントとして、「G7科学技術大臣は、民主主義、法の支配、自由と人権の尊重という共通の価値観や、ジェンダー平等を含む多様性などの重要性へのコミットメントを確認」「新たな知の創造に貢献できるよう、研究データや論文を含む科学的知識を公平に広めながら、オープン・サイエンスの拡大で協力」など4点を挙げている。
そのほか、日本とG7各国の科学技術大臣とで行われたバイ会談の内容などについても紹介している。
[ニュースソース]
G7仙台科学技術大臣会合(概要) - 内閣府2023/05/16 (accessed 2023-05-17)