Taylor & Francis社は、5月25日、プログラム"SCOAP3 for Books"※への参加継続を発表した。
同プログラムは2019年に試行開始し、2023年から正式なプログラムへ移行している。
試行期間中の2021年から2022年における同社の19冊のOA(オープンアクセス)学術書の年間平均利用率は、OA化される前の3年間と比較して3,000%以上増加したという。また、OA化により、図書館の予算が限られている国・地域もアクセスできるようになり、コンテンツにアクセスする平均国数は5倍になったという。
※素粒子物理学やその周辺分野に関する学術書のOA化の拡大を目的としたプログラム。2019年にSCOAP3運営評議会が開始。
[ニュースソース]
Global Open Access Initiative, SCOAP3, Drives Dramatic Increase in Reach and Readership of Taylor & Francis Books - Taylor & Francis 2023/05/25 (accessed 2023-05-30)
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