Springer Nature社、TAに関する同社のデータを公表

2023年06月08日

ヨーロッパ

Springer Nature社は、6月5日、同社におけるTA(transformative agreement、転換契約または移行契約)に関するデータを公表した。

2022年、TA契約機関の著者が同社のハイブリッドジャーナルにOA(オープンアクセス)出版した論文は、TA未契約の機関に所属する著者が著者選択によりOA出版した論文よりも3倍の速さで増加したことを示している。

また、契約数の増加に伴い、同社のハイブリッドポートフォリオでOA出版された論文は2017年以降40%近く増加したことや、ハイブリッドジャーナルでOA化されたHSS(humanities and social sciences、人文社会科学)分野のコンテンツの90%以上がTAにより出版されたことなどを示している。

本データから、あらゆる分野において、多くの著者が自分の研究成果をゴールドOAで公開し、誰もがすぐに利用できるようにすることで、利用率や可視性向上を実感していることが読み取れるという。

[ニュースソース]

Transformative Agreements playing vital role in OA transition -Springer Nature 2023/06/05 (accessed 2023-06-07)

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